宝永小判金(乾字小判金)の歴史背景

綱吉の時代も江戸を中心とした火災・地震・水害・富士山の噴火などの災害が相次いだ。その復旧のため勘定奉行に昇進した荻原重秀の建議で再度改鋳した。宝永7年(1710)~正徳4年(1714)の間に使用された。宝永7年(1710)4月に発行された慶長小判近くまで品位を(金834/銀166)高めるとともに、重さ9.3gと慶長小判の半分にし、小型にすることで品位を上げることとした。金の含有量率は慶長小判と同じであり、発行枚数11,515,500両。宝永小判金の裏には乾の極印があるため、すぐ見分けがつきます。

宝永小判は、品位が84%に引き上げられた一方で、量目が約2分の1にとどめられたため、純金含有量は元禄小判をさらに下回る結果となった。これらの改鋳に伴い、幕府財政の再建は大きく進んだが、貨幣供給量の増大に伴うインフレ発生を背景として庶民生活が困窮する事態も生じた。

 

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